よろず感想置き場

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映画「神と共に 第二章:因と縁」の感想

【前置き】
・この映画は「神と共に 第一章:罪と罰」から直接繋がっている作品であり、第一章を観てから第二章を観るのがストレートな楽しみ方だとは思いますが、いくつかの理由により「先に第二章から観るのも【有り】なんじゃないか」という話をします。
・まだどちらも観てない人が読む想定で書きます
・↓第一章の感想(こちらも未視聴想定で書いてます)
映画「神と共に 第一章:罪と罰」の感想 - よろず感想置き場

はい。最高の映画の続編をみてきました。
第一章は「亡者になったキム・ジャホンくんが使者達に冥界へ導かれて、生前の罪を問われる7つの裁判を受けることになり、すべてを無罪でクリアすれば生まれ変われる事ができるのですが、果たしてクリアできるのでしょうか?」というお話でした。
第二章はそのお話の直後から始まる直結型の続編です。

基本設定についての説明は第一章で済んでいる想定らしく、作中で改まって多くを説明することはありません。
第一章で明らかになる謎の一部が「視聴者は当然知っているもの」としてお話を構成するピースとして使われたりもしています。
なので、「ストレートに第一章から続けて観ようぜ!第二章も最高だったから映画館にGOだ!」という話をするのが自然だと思いますが、あえて「先に第二章から観る」人を想定して書いてみようと思います。

理由として、まず1つは「この項を書いている時点で既に第一章の公開が終了している映画館が多い」ということです。
第一章から観るべきだと聞くと「第二章だけ観ても仕方がない」と思ってしまうかもしれません。
それはとても勿体ないのです。
この映画は映像がスゴいのです。冥界のシーンではVFXを駆使して「明らかにこの世の現象ではない」という迫力の有る映像を見せつつ、「それでこの先一体どうなるんだ?」という引っ掛かりを持った演出になっているので、それだけで十分見所がある作品なのです。
上質な映像なら映画館で観た方が濃い体験になるはずです。いま映画館で観れるなら観た方が良いとお薦めします。

2つめの理由として、「第一章のしっかりとしたダイジェストが用意されている」を挙げます。
上映前に流れるこのダイジェスト、すごく丁度良いのです。
登場人物、基本設定、おおまかなお話の流れを抑えつつ、第一章の最も肝心な領域にはノータッチなので、未視聴の人にもピッタリの仕上がりだと思います。決して置いてきぼりにはさせないという配給会社の意気込みを感じます。
映画館で流れるのと全く同じものが公式でアップロードされてるので、予告編と合わせてチェックするのも良いと思います。

割と重要そうな情報も含まれていますが、その先の先の先が本編には用意されているので、作品の肝は守られていると安心して下さい。

第一章ダイジェスト

第二章予告編


3つめの理由として、「両作品に繋がりはあるけれど、お話の肝心な領域はそれぞれ独立しているので、単体でも楽しめる」を挙げます。
登場人物、基本設定などの作品の基礎部分は第一章も第二章も同じですので、第一章を視聴済みなら第二章の理解もスムーズになる部分が多いと思います。
しかしそれはあくまでも基礎部分の話です。
お話のディープな部分ではそれぞれ異なる設定が出たりもしてますので、必ずしも「第一章の視聴が必須!」とは言えません。
そしてこれは同時に、「第二章だけを観ても、第一章のクライマックスがどうなるかはわからない」という事でもあるのです。
なので、「第二章から観ても問題ない」と言える余地は確実に在ります。
後は観る気が向くかどうかの問題ですので、気が向いたら観てみましょう。


最後の理由として、「第二章を観たら、第一章も観たくなる仕掛けがある」を挙げます。
内容は当然伏せますが、かなりの大仕掛けです。
自分は視聴中、「え?アレがアレって事はつまりアレがアレだった事になるし同時にアレがアレでウワーーーッ」と情報処理が追い付かずパニックになりました。負けです。完敗です。
これは第一章を視聴済みの人に大きく効くものではあるのですが、かなりの衝撃度なので未視聴の人にも効くと思います。

もしストレートに第一章→第二章と順番で観たならば、もう1度第一章を観たくなってしまうので、それならば最初から第二章→第一章の順番で観た方が映画1本分の時間が圧縮できる計算になりますから、時間が惜しい人は第二章から観る予定を立てるのも良いかもしれません。


さて、「第二章から観る」というひねくれた前提であれこれ書きましたが、ストレートに第一章から観る機会が無いわけでは無いので、気が向いた時に簡単に観れる方から観るのが総合的には良いと思います。
とにかく良い作品です。名前だけでも覚えておけば今後何かのプラスになるような、そんなレベルの作品になるのではないかという気がします。

↓公式サイトの上映館情報↓
映画「神と共に」公式サイト » THEATER

(おわり)